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三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」を読みました [読書日記2015]


読書日記をつけるのをかなりの期間サボっております。
 
2015年も半分以上過ぎ、例年よりは少ないものの、
 
地道に読書を続けております。
 
これまで読んだ本についてはボチボチアップするとして、
 
昨日読了したのはこちらの本。
 
 
 
 

あの家に暮らす四人の女

あの家に暮らす四人の女

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/07/09
  • メディア: 単行本

 
 
久しぶりに三浦しをんさんの長編小説を読んだ気がします。
 
あらためて感じたのは、しをんさんの文章は読んでいてとても
 
心地よいということです。
 
リズムや使っている言葉がすごくいいなぁと感じます。
 
で、お話はというと、この作品「谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品」
 
「現代版『細雪』」とあるように、細雪のように四人の女性を中心に
 
話は進みます。
 
とはいっても、細雪と違って、四人すべてが血縁ではありません。
 
舞台となる古びた洋館の主である鶴代さん、その娘の佐知、
 
佐知の友人の雪乃と雪乃の後輩の多恵美の四人の同居生活の
 
様子が描かれています。
 
敷地内に住む謎の老人・山田さんや、ストーカー男などの登場もあり、
 
それなりに事件がある毎日。
 
家族だけの生活というのではない、気の合う仲間と過ごす生活も
 
いいものだなぁと感じるお話でした。
 
 
 
 
☆9冊目☆
 
 
 
 
 
 
 
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群ようこ「ゆるい生活」を読みました [読書日記2015]


すごく久しぶりに木原さん、いや、群ようこさんの本を手にしました。
 
なぜなら私自身にも身に覚えのある問題に関する本だから。
 
 
 
 
 

ゆるい生活

ゆるい生活

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/01/20
  • メディア: 単行本

 
 
 
ある日、突然めまいに襲われた群さん。
 
一時の話ではなく、その後も悩まされることになり、
 
このままではまずいということで駆けこんだのが漢方薬局。
 
そこで生活習慣の改善と漢方薬の処方、マッサージなどが
 
行なわれるのですが、今までの生活についての改善点が
 
これでもか!というくらいあったようです。
 
甘いものや水分のとり過ぎ、仕事や趣味の編み物などの
 
やり過ぎなど、「え~!」というものも多かったですが、
 
群さんはきちんと漢方の先生の言いつけを守り、節制の毎日。
 
その甲斐あって体がニュートラルな状態になり、めまいなどの
 
症状も改善されたそうです。
 
大好きな甘いものを節制するのはかなり大変だったようで、
 
想像するにつらかったに違いない(私なら挫折してました)。
 
私もここ数年体の不調に悩まされて、漢方薬も一時期飲んだり
 
していたのですが、もしかしたら水毒とか甘い物の食べすぎとか
 
なのかもしれないなぁ・・・と考えながら読んでいました。
 
機会があったら漢方薬局行ってみたいとちょっと思いました。
 
 
 
 
☆8冊目☆
 
 
 
 
 
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須田桃子「捏造の科学者」を読みました [読書日記2015]


振り返ると本当に一体なんだったのか?と思います、
 
「STAP細胞事件」(事件と書いていいのかちょっと躊躇)。
 
この本を読んで少し時系列で事件が頭で整理できたかなぁ
 
思いますが、やっぱりしっくりこないことが多すぎますね。
 
 
 

捏造の科学者 STAP細胞事件

捏造の科学者 STAP細胞事件

  • 作者: 須田 桃子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/01/07
  • メディア: 単行本

 
 
著者の須田桃子さんは、笹井さんと面識があったそうで
 
他の人よりも当事者に近いところで取材ができていたようです。
 
STAP細胞発見の記者会見前後から、論文撤回、笹井さんの死 
 
CDB解体に至るまでが時系列で客観的にレポートされています。
 
あの記者会見を見た時に「natureに掲載されたのはすごいけど、
 
まだこれからじゃないのかなぁ」 と素人なりに感じてはいたんですよね。
 
もうこの問題はこれで幕引きになるのでしょうか。
 
 
 
 
 
☆7冊目☆
 
 
 
 
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行田尚希「海の上の博物館」を読みました [読書日記2015]


博物館・美術館大好き人間である私は、旅先でも時間が
 
許せばですが、その土地の博物館とかをできるだけ
 
訪れたいなと思ってます。
 
この本に出てくるような博物館だったら絶対見逃さないだろう
 
なと思います。
 
 
 

海の上の博物館 (メディアワークス文庫)

海の上の博物館 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 行田尚希
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2015/01/24
  • メディア: 文庫

 
 
舞台は瀬戸内海に浮かぶ小さな島。そこにある博物館に
 
臨時職員として働く若菜が主人公です。
 
立地、規模からしてもそれほどの来場者があるわけではない
 
と思われますが、釣りばかりしている館長というのは・・・・
 
先輩、同僚たちも個性的なら訪れるお客様もちょっと個性的な人が
 
多い博物館ですね。
 
小さな島のなかでもそれなりに事件は起こるもので、なかなかに
 
にぎやかそうです。
 
博物館と地域とのかかわりや、役割なども少し考えさせられる作品で
 
あると思います。
 
 
 
 
☆6冊目☆
 
 
 
 
 
 
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坂本司「和菓子のアン」を読みました [読書日記2015]


私がよく利用する本屋さんで結構長く平積みされてる一冊です。
 
読んでいるとモウレツにお菓子(和菓子)が食べたくなります。
 
 
 
 

和菓子のアン (光文社文庫)

和菓子のアン (光文社文庫)

  • 作者: 坂木 司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/10/11
  • メディア: 文庫

 
 
 
主人公はふとしたことからデパ地下の和菓子屋さんに勤める
 
ことになったアンちゃんこと杏子ちゃん18歳。
 
ちょっとふっくらしているアンちゃんは当然お菓子も大好きです。
 
お話はデパ地下のお店にやってくる少々訳ありのお客様たちと
 
和菓子にまつわるお話。
 
新人のアンちゃんにはちんぷんかんぷんでも、ベテランの店長や
 
先輩方から和菓子にまつわるお話を聞きながら成長していきます。
 
和菓子、特に上生菓子というのは季節によっていろいろ楽しめるし、
 
またそのモチーフによってさまざまな意味があったりして面白いですよね。
 
茶道をされる方であればきっと和菓子について詳しいのではないかと
 
思いますが、お菓子で季節を感じるというのは日本だなぁと感じます。
 
主人公のアンちゃんもとてもかわいらしい&一生懸命ですが、
 
私が気になるのはやっぱり店長(女性です)ですかね、なかなか
 
個性的です。
 
実はうちにはなぜか和菓子の本がありまして(これ↓)
 
江戸時代の和菓子デザイン―Edo Period Japanese Confection Designs

江戸時代の和菓子デザイン―Edo Period Japanese Confection Designs

  • 作者: 中山 圭子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2011/04/21
  • メディア: 単行本
 
本に出てくる和菓子が載っていないかなぁとか思いながら
 
ページをめくっておりました。
 
あぁ、美味しい上生菓子とお茶がいただきたくなってきました♪
 
 
 
 
☆5冊目☆
 
 
 
 
 
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酒井順子「徒然草Remix」を読みました [読書日記2015]


「源氏物語」をはじめとして、酒井順子さんの古典の読み方は
 
とても面白いなぁと思います。
 
今回は吉田兼好の「徒然草」を酒井さん流に読み解いています。
 
 
 
 

徒然草REMIX (新潮文庫)

徒然草REMIX (新潮文庫)

  • 作者: 酒井 順子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 文庫

 
 
なんとなくとっつきにくい印象があった吉田兼好なんですが、
 
以前読んだある本の中で兼好のプロフィール?を知って、
 
「意外と面白い人かも・・・」と思っていたのです。
 
で、この酒井さんの本を読んであらためて吉田兼好にすごく
 
興味がわいてきました。
 
清少納言(かなり毒舌)を対談相手にして、兼好さんが本音をもらしたり
 
しているのも楽しい♪
 
肩肘張らずにもう一度「徒然草」を読んでみようかなと思います。
 
 
 
 
☆4冊目☆
 
 
 
 
 
 
 
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乾緑郎「海鳥の眠るホテル」を読みました [読書日記2015]


今年はなかなか「楽しむための」読書が進みません。
 
大学の勉強で読むべき本が多すぎて、そちらに時間を
 
とられているから、というのは言い訳。
 
本気で速読教室通おうかな・・・
 
読んだ本の記録もおぼつかない日々で、この本もだいぶ前に
 
読み終わったもの。
 
 

海鳥の眠るホテル (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

海鳥の眠るホテル (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 作者: 乾 緑郎
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2013/09/05
  • メディア: 文庫

 
映画にもなった「完全なる首長竜の日」の作者の作品です。
 
カメラマンを目ざしている女性・千佳、認知症の妻をもつ靖史、
 
そして謎の男。この3人がおもな登場人物。
 
全く接点のないように思われるこの3人の現実と記憶がからみあって
 
物語は意外な(でもないのかな)結末に向っていきます。
 
ミステリーとかホラーとかという感じでもないのかなと思いますが、
 
終わり方も救いのない感じですので、好き嫌いが分れるかも。
 
 
 
 
 
 
☆3冊目☆
 
 
 
 
 
 
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香月日輪「ねこまたのおばばと物の怪たち」を読みました [読書日記2015]


昨年末に突然もたらされた香月日輪さんの訃報は
 
本当にショックでした。
 
もっと香月さんの作品を楽しみたかったのに・・・
 
この物語も続編があると思っていたのですが。
 
 
 

ねこまたのおばばと物の怪たち (角川文庫)

ねこまたのおばばと物の怪たち (角川文庫)

  • 作者: 香月 日輪
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: 文庫

 
 
お話のパターンとしては「妖怪アパート」と同じような感じ
 
でしょうか。でも今回の主人公は小学生の女の子。
 
実のお母さんを亡くし、お父さんは再婚したものの、新しい
 
お母さんとはなかなかうまくいかない主人公の舞子ちゃん。
 
学校ではいじめられているのですが、家族にもいえない。
 
そんな舞子ちゃん、とある日いじめっ子からの言いつけで
 
行く羽目になったイラズの森の神社で不思議な体験をします。
 
そこで出会うねこまたのおばばや物の怪たちと過ごすうちに
 
舞子ちゃんはずいぶんと成長していきます。
 
「妖怪アパート」の小学生版的な雰囲気もあって、おばばの
 
つくるお料理もるり子さんに負けないくらいおいしそう[グッド(上向き矢印)]
 
読んだ後になんだかあたたかい気持ちになれる作品です。
 
 
 
 
 
☆2冊目☆
 
 
 
 
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三上延「ビブリア古書堂の事件手帖6~栞子さんと巡るさだめ~」を読みました [読書日記2015]


2015年未年読了した1冊目はビブリア古書堂です。
 

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: 文庫

 
 
五浦くんと栞子さん、無事におつきあいしているようですね。
 
それはそれとして、以前栞子さんに危害を加えたあの男(田中)が
 
また二人の前に現われます。今度はずうずうしくも?依頼者!
 
今回の作品は全編「太宰治」 がらみで進みます。
 
そう、田中が栞子さんに怪我を負わせるような事態になったきっかけ
 
も太宰の本。
 
コレクターとはこれほどの情熱をかたむけて(時には人生が狂うことも)
 
自分の所有欲を満たしたいものかと思わせます。
 
そして、田中の依頼内容を進めるうちに、栞子さんと五浦くんの祖父母が
 
深く関わる事件に行き当たります。
 
今まで以上にミステリー小説になっていて、私はかなり楽しめました。
 
(読み出したら止まらなくなり久しぶりに一気読み[ダッシュ(走り出すさま)]
 
でも、最初の頃のような短編集風のほんわかしたビブリア古書堂のお話も
 
たまに読みたいなと思うのはぜいたくでしょうか。 
 
 
 
 
☆1冊目☆
 
 
 
 
 
 
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