三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」を読みました [読書日記2015]
読書日記をつけるのをかなりの期間サボっております。
2015年も半分以上過ぎ、例年よりは少ないものの、
地道に読書を続けております。
これまで読んだ本についてはボチボチアップするとして、
昨日読了したのはこちらの本。
久しぶりに三浦しをんさんの長編小説を読んだ気がします。
あらためて感じたのは、しをんさんの文章は読んでいてとても
心地よいということです。
リズムや使っている言葉がすごくいいなぁと感じます。
で、お話はというと、この作品「谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品」
「現代版『細雪』」とあるように、細雪のように四人の女性を中心に
話は進みます。
とはいっても、細雪と違って、四人すべてが血縁ではありません。
舞台となる古びた洋館の主である鶴代さん、その娘の佐知、
佐知の友人の雪乃と雪乃の後輩の多恵美の四人の同居生活の
様子が描かれています。
敷地内に住む謎の老人・山田さんや、ストーカー男などの登場もあり、
それなりに事件がある毎日。
家族だけの生活というのではない、気の合う仲間と過ごす生活も
いいものだなぁと感じるお話でした。
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Pelikan Edelstein Ink Collection 「AMETHYST」を買いました [万年筆]
毎年楽しみにしているPelikanのEdelstein Ink Collection "Ink of the year"
今年2015年は「AMETHYST」
いつ見てもきれいなボトルです、ちょっと重いけど。
インクの色はこんな感じです。
とても落ち着いたトーンの紫色ですね、ちょっと試し書きしてみましょう。
今回はミュージックのニブの万年筆をつけペンのようにして
書いてみました。
紙の上にのせても落ち着いた色合いなので、お手紙や
カードを書くときにも使えそうなインクです。
濃いめの紫系のインクと言えば、モンブランの「Lavender Purple」を
溺愛している私ですが、こちらの色も結構いいなぁ。
今年はこのインク色とおそろいの軸色の万年筆「Classic 205 Amethyst」
が発売になります。
Ink of the yearとおそろいの万年筆(本国ではボールペンも発売になる
ようですが)を発売するのは初めてなんですよね。
アメジスト色の半透明の軸がとてもきれいな万年筆です。
今年はもう特別生産品1本買っちゃったしなぁ、どうしようかなぁ。
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群ようこ「ゆるい生活」を読みました [読書日記2015]
すごく久しぶりに木原さん、いや、群ようこさんの本を手にしました。
なぜなら私自身にも身に覚えのある問題に関する本だから。
ある日、突然めまいに襲われた群さん。
一時の話ではなく、その後も悩まされることになり、
このままではまずいということで駆けこんだのが漢方薬局。
そこで生活習慣の改善と漢方薬の処方、マッサージなどが
行なわれるのですが、今までの生活についての改善点が
これでもか!というくらいあったようです。
甘いものや水分のとり過ぎ、仕事や趣味の編み物などの
やり過ぎなど、「え~!」というものも多かったですが、
群さんはきちんと漢方の先生の言いつけを守り、節制の毎日。
その甲斐あって体がニュートラルな状態になり、めまいなどの
症状も改善されたそうです。
大好きな甘いものを節制するのはかなり大変だったようで、
想像するにつらかったに違いない(私なら挫折してました)。
私もここ数年体の不調に悩まされて、漢方薬も一時期飲んだり
していたのですが、もしかしたら水毒とか甘い物の食べすぎとか
なのかもしれないなぁ・・・と考えながら読んでいました。
機会があったら漢方薬局行ってみたいとちょっと思いました。
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須田桃子「捏造の科学者」を読みました [読書日記2015]
振り返ると本当に一体なんだったのか?と思います、
「STAP細胞事件」(事件と書いていいのかちょっと躊躇)。
この本を読んで少し時系列で事件が頭で整理できたかなぁと
思いますが、やっぱりしっくりこないことが多すぎますね。
著者の須田桃子さんは、笹井さんと面識があったそうで
他の人よりも当事者に近いところで取材ができていたようです。
STAP細胞発見の記者会見前後から、論文撤回、笹井さんの死
CDB解体に至るまでが時系列で客観的にレポートされています。
あの記者会見を見た時に「natureに掲載されたのはすごいけど、
まだこれからじゃないのかなぁ」 と素人なりに感じてはいたんですよね。
もうこの問題はこれで幕引きになるのでしょうか。
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行田尚希「海の上の博物館」を読みました [読書日記2015]
博物館・美術館大好き人間である私は、旅先でも時間が
許せばですが、その土地の博物館とかをできるだけ
訪れたいなと思ってます。
この本に出てくるような博物館だったら絶対見逃さないだろう
なと思います。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ小さな島。そこにある博物館に
臨時職員として働く若菜が主人公です。
立地、規模からしてもそれほどの来場者があるわけではない
と思われますが、釣りばかりしている館長というのは・・・・
先輩、同僚たちも個性的なら訪れるお客様もちょっと個性的な人が
多い博物館ですね。
小さな島のなかでもそれなりに事件は起こるもので、なかなかに
にぎやかそうです。
博物館と地域とのかかわりや、役割なども少し考えさせられる作品で
あると思います。
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