三上延「ビブリア古書堂の事件手帖5」を読みました [読書日記2014]
北鎌倉の古書店・ビブリア古書堂のお話の第5弾です。
今回は短編連作集に戻りましたよ。
ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上 延
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 文庫
今回は3つの短編と3つの断章、そしてプロローグと
エピローグから構成されています。
短編はいつものように(五浦)大輔くん目線で語られ、
断章はそれぞれ別の登場人物が語っています。
そういえば大輔くん、栞子さんに告白したんでした。
今回の巻で一番おもしろいなと思ったのは、第2話。
手塚治虫さんの「ブラックジャック」にまつわるお話です。
ブラックジャックの本にこんな事実があったなんて知らなかった
です、勉強になりました。
またしても気になる終わり方をしているので、第6巻の刊行が
待ち遠しいです。
☆3冊目☆
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三浦しをん「まほろ駅前狂騒曲」を読みました [読書日記2014]
まほろ駅前にある多田便利軒のお話の第3弾。
本当に駅前で騒動が起こります。
多田便利軒は低空飛行ながら続いているようです。
今回は、とある事情で4歳の女の子「はる」ちゃんを
預かることになったり、なぜかバスジャック事件に
巻き込まれたり。
その中で、多田くんの恋のお話の進展があったり、
行天くんの謎めいた過去が透けてみえたりします。
どの登場人物も結構個性的な作品ですね、まほろ市の住民は
どなたも魅力的。
私的には、はるちゃんを一生懸命お世話する多田くんが
いいなぁと思いながら読んでました♪
☆2冊目☆
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森博嗣「喜嶋先生の静かな世界」を読みました [読書日記2014]
今年は積読本をなんとか消化したいと、お正月から精力的に
読むぞ!と思っていたのですが、なんだかんだで思うように
はかどりません。
まぁ、マイペースで行くことにします。
年またぎでお正月読破した本の1冊目はこちらです。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)
- 作者: 森 博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: 文庫
某大学の先生ながら推理小説作家である森博嗣さんの
自伝的小説です。まったくミステリー風味なし。
主人公は、卒論を控えた工学部の4年生。
配属されたのが喜嶋先生の研究室で、その後の主人公の
人生に多大なる影響を及ぼしたのが喜嶋先生と研究室の人たち。
主人公は大学院へ進学し、研究生活を続けるのですが、その大学
での研究生活の描写がすごく面白いです。
喜嶋先生やほかの大学の先生の言動や行動もいろいろな意味で
興味深い。
時代の設定が少し前なので(たぶん森さんが学生の頃ですよね)
なんとなく時間の流れ方がゆっくりした感じに思えます。
喜嶋先生が実在したらぜひお話してみたいです
☆1冊目☆
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