村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みました [読書日記2013]
何かと話題になりましたね、この本。
私が購入したのは発売1週間後でしたが、すでに
「3刷」になってました
あらすじや、タイトルにある「巡礼の年」のことについては
もうあちこちで紹介されているので、ここであらためて書く
までもないですよね。
主人公の多崎つくるは、鉄道会社で駅舎の設計を担当している
ごく普通の30代の男性。
「1Q84」よりはずいぶん現実的なストーリーかなと感じました。
主人公が、自分の心に影を落とし続けている学生時代の出来事
(その時は死さえ考えた)について、その真実を辿っていくのですが、
結末はなんとなく中途半端な印象です(あくまでも私にとって)。
「1Q84」もBook3読んだときに「これで終わり?」と思った
記憶があるのですが、この本もまだ続きがあるんじゃないか、と
考えてしまうような最後でした。
その先の話は読者それぞれの想像力によるところなんでしょうね。
この本の登場人物はそれほど多くないのですが、個人的に気になる
のは「灰田」かな。名前のとおり「グレー」な印象を受けます。
う~ん、もう一回読み直してみようかなぁ・・・
☆14冊目☆
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