酒井順子「紫式部の欲望」を読みました [読書日記2014]
あの「源氏物語」を酒井順子さんがちょっと変わった目線で
読み解いています。意外に納得する内容ですよ。
解説の冒頭で三浦しをんさんも書いていらっしゃいますが、
読んでいるうちに首を「ぶんぶん」とふってむちうちになりそうに
なります。
酒井さんがこの本で源氏物語を読み解く際に着目したのが
「欲望」という視点です。誰の欲望かというと著者である紫式部の
欲望。
≪欲望≫にもいろいろありまして、目次をみるとその欲望がずらり
と並んでいます。
「古典を読むにもいろんな切り口があるんだなぁ」と感心しつつ
読み進めました。
面白いなと思ったのは、光源氏たちの「ボロ屋萌え」ですかね。
超セレブの光源氏他友人たちにとっては、なぜかみすぼらしい
家屋に住んでいる女性にはグッとくるのだとか(本当にそういう
記載があるそうですよ)。
自分たちの住む世界と違うものに魅かれるってことなんですかね。
この本を読んだ後で源氏物語をまた通読したらきっと面白く読めそうな
気がします。
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