川瀬七緒「よろずのことに気をつけよ」を読みました [読書日記2011]
本年度江戸川乱歩賞受賞作です。
今年は史上初の女性W受賞だそうです、その片方。
あばら家に住む文化人類学者の仲澤大輔の下を訪れたのは、
祖父を殺された大学生の砂倉真由。
真由は祖父が呪い殺されたのではないか?と疑問を持ち、
その道の専門家である大輔を尋ねてきたのでした。
はたして本当に呪い殺されたのか?
二人は祖父の死にまつわると思われる呪術について
調べ、そして悲しい真実につきあたります。
江戸川乱歩賞受賞作だけあって、かなり面白かったです。
キーポイントが「呪い」なだけに、結構怖い部分が多い
ですが、ストーリー展開のテンポがいいのでサクサク
読めました。
「呪術」についての専門的な記載もありますが、さほど
気になることもありません。
日本には知られざる呪術の歴史もあるんでしょうね。
この仲澤大輔先生を主人公にするシリーズとかに今後
なるのかなぁ。
☆44冊目☆
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