中島俊郎「オックスフォード古書修行」を読みました [読書日記2012]
ロンドンに到着すると「旅行に来たなぁ」と思うのですが、
オックスフォードに着くと「帰って来たなぁ」と思えます。
本当に短い間過ごしただけですが、やっぱりオックスフォードって
いい街なんだよなぁ
著者の中島俊郎さんは現在甲南大学で英語英米文学科の教授を
されていますが、1997から1年間ほどオックスフォードの
コレッジに研究員として在籍されていたそうです。
この本はその頃の生活の様子や、古書にまつわるお話をまとめた
もの。
中島さんの古書に対する情熱もさることながら、オックスフォードでの
生活の様子がとても魅力的に書かれています。
読んでいて何か楽しいかというと、地名や通りの名前を見ると
リアルに情景が浮かんでくるということですかね
中島さんは古書を求めて時々他の国にも遠征されているのですが
(ドイツとかね)、ドイツからイングランドへ戻る際に
本やら資料やらで荷物がかなり重くなってしまい、飛行機に
搭乗する時いかに手荷物が軽いように装うかが大変という
話が書かれていて、ちょっとほくそ笑んでしまいました。
というのも、数年前だったかテレビで鹿島茂さんがフランスから
大量に購入した本をいかに持ち帰るか、というお話をされていて
「機内持ち込みの荷物を軽いように見せないといけない」という
ようなことをおっしゃっていたんですよね。
本を愛する人共通の悩み&試練なのでしょうか・・・
私も旅行のときに結構本を買うほうなのですが、とにかく重くなる
のが大変
この次オックスフォードへ行く(帰る?)時は、古書店をのぞいて
みようかなと思います。案外掘り出し物が見つかるかも
☆12冊目☆
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