海堂尊「モルフェウスの領域」を読みました [読書日記2011]
昨年は目標の半分も読むことができませんでした
(実用書を入れるともう少し読んだんですけどね)
今年はがんばって年間120冊読みたいと心に誓ってます。
で、今年最初に読んだ本はこちら。
お話は現在よりちょっとだけ未来の2012年から始まります。
もちろん舞台は桜宮。といっても東城医大付属病院がメイン
ではありません。
コールドスリープ技術によって、5年間という期限付きながら
特効薬の開発を待って眠る少年・佐々木アツシとその生命維持
の任務にあたる涼子。
アツシくんといえば、桜宮クロニクルに登場する少年ですね。
お話はコールドスリープに関わる法律問題や倫理問題に
言及し、疑問を持つ涼子の苦悩や闘いを中心に展開します。
アツシくんが目覚めてからのお話は東城医大付属病院へ舞台を
移し、愚痴外来の田口先生や高階院長などのおなじみの顔ぶれも
登場します。
「コールドスリープ」自体が現代の医療ではまだ確立されていない
ので(数例あるような記憶はありますが)、少し近未来・SF的な
お話になってますね。
途中から西野という、このコールドスリープ技術を開発した男が
登場しますが、なんとなくこの人いけ好かないなぁ、何したいのか
わからない感じ。
最後にとった涼子の行動も途中でわかってしまったのですが、
少し理解に苦しむところもありますね。
SF好きなのでこういった題材は嫌いではないので、一気に
読み通すことはできました。
最先端医療というのは最後は倫理との闘いになるんでしょうね。
☆1冊目☆
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