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田丸公美子「シモネッタの男と女」を読みました [読書日記]

シモネッタこと田丸公美子さんの「男と女」にまつわるお話

&米原万里さんへの追悼エッセイの本です。

シモネッタの男と女

シモネッタの男と女

  • 作者: 田丸 公美子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/08
  • メディア: 単行本

田丸さんが出逢った一癖も二癖もある男女のお話は、

本当にご本人方にお会いしたくなるくらい魅力的に

描かれています。

特に私がお目にかかりたいのは「キタムラ・アキヒロ」氏かな。

「ウタマロ・ミラネーゼ」の章の主役である、超モテモテ男。

「本当にこんな日本人いるのか[exclamation&question]」というようなカサノヴァぶり。

この本に登場する女性たちのエピソードを読んでいると、なんだか

せつなくなりました。クララ、ドーリーン、カルラ・・・

最後の章は故・米原万里さんに捧げるエッセイ。

以前雑誌に掲載されたときに読んでいたものですが、あらためて

読むと、米原さんの存在の大きさを感じざるをえません。

あとがきにある追記。

米原さんが最期に自らの手で書いた文字のお話です。

その文字に添えられた米原さん最期の文章(口述筆記だったそう)

は胸にズシンときます。

♪51冊目♪

 

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