田丸公美子「シモネッタの男と女」を読みました [読書日記]
シモネッタこと田丸公美子さんの「男と女」にまつわるお話
&米原万里さんへの追悼エッセイの本です。
田丸さんが出逢った一癖も二癖もある男女のお話は、
本当にご本人方にお会いしたくなるくらい魅力的に
描かれています。
特に私がお目にかかりたいのは「キタムラ・アキヒロ」氏かな。
「ウタマロ・ミラネーゼ」の章の主役である、超モテモテ男。
「本当にこんな日本人いるのか」というようなカサノヴァぶり。
この本に登場する女性たちのエピソードを読んでいると、なんだか
せつなくなりました。クララ、ドーリーン、カルラ・・・
最後の章は故・米原万里さんに捧げるエッセイ。
以前雑誌に掲載されたときに読んでいたものですが、あらためて
読むと、米原さんの存在の大きさを感じざるをえません。
あとがきにある追記。
米原さんが最期に自らの手で書いた文字のお話です。
その文字に添えられた米原さん最期の文章(口述筆記だったそう)
は胸にズシンときます。
♪51冊目♪
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