桐野夏生「夜また夜の深い夜」を読みました [読書日記2014]
2014年最後に読み終わった本です。
なかなかディープな内容でした。
主人公は、本当の名前も国籍もわからない、父が誰なのかも
わからない。自分自身でもわからないことばかりの10代の少女。
名前を都度変え、整形を繰り返す母親と共に、世界各国を転々と
しています。
物語は、舞子という名でイタリア・ナポリに住む少女が、ある雑誌で
知った「NANAMI」という女性(境遇が似ていると思ったそうです)に
あてて自身の身の上や出来事をつづっていく形式で進みます。
当然ですが、舞子は自分の出自や母親がなぜ整形をくり返して
何かから逃げているのか、興味を持ち始めます。
その後、母親とは別れ、かなりハードな生活をすることになる舞子
ですが、どんどん逞しくなっていきますね。
最後に、すべてが解き明かされますが、ちょっと期待していたよりは
???という感じでした。
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2015-01-11 21:17
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