酒井順子「本が多すぎる」を読みました [読書日記2014]
週刊文春で連載中の酒井順子さんの書評欄をまとめた一冊です。
雑誌で読むのとまとめて読むのだとちょっと違いますね。
週刊文春では、数名の方が持ち回りで書評コーナーを担当
されていますが、酒井さんもそのお一人。
個人的には酒井さんと鹿島茂先生の回を楽しみに読んでいる
のですが、この本はその酒井さんの回を2005年4月から
2013年11月分までまとめたものです。
単純に本の書評だけではなくて、エッセイ的な要素もあるので
その時期の話題ですとか世相も反映した内容になっています。
読みかえすと「あんなこともあったなぁ」とか「これはこのときだった
んだ」と思い起こされます。
また、当時はなんとも思っていなかった本なのに、今回読んでみて
食指が動くこともありました。
そういえば・・・
酒井さんの文体って単行本で読むと「~です。~ます。」調で
書かれていることが多いのですが、この書評は「~である。」とか
「~のであった。」という書き方なので、まとめて読んだときにちょっと
違和感があったんだと思います。
週刊誌で読んでいる時は感じなかったんですけど。
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