川渕圭一「ふり返るなドクター」を読みました [読書日記2011]
病院を舞台にした小説やドラマが結構好きです。
海堂さんのチーム・バチスタシリーズも楽しいですが、
今回読んだ作品は結構リアルな印象を受けました。
主人公は脱サラして37歳で医者になった紺野佑太。
新たな研修先は某大学病院。
教授回診の様子や、患者から医療過誤の裁判を起こされる
教授など、山崎豊子さんの白い巨塔をちょっと思い出して
しまいました。
新米のお医者さんである主人公は大学病院の現状に
驚いたり、抵抗したりの毎日。
そしてもう一人、大学病院という組織の中ではちょっと
異色な感じの瀬戸医師。
研修医の過酷さもさることながら、大きな組織の中で
働くことのつらさなども描かれていますね。
私的には瀬戸先生がお気に入りになりました
ちょっと恋のお話も混じっていたりして、病院外の
出来事も面白いです。
それにしても大学病院って今でもこんな感じなのかなぁ
☆20冊目☆
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